2023年4月1日改定施行される遺伝子組換え表示制度について。

農作業

こんにちは、アキです。


いつも買っていた片栗粉の原材料の表示がこれまでの馬鈴澱粉(北海道産・遺伝子組み換えでない)から馬鈴薯(北海道産)へと変わっていました。

いよいよ始まったか・・。


今回は2023年4月1日に改定施行される遺伝子組換え表示制度について現行制度と新制度の変更点を簡潔に語っていこうと思います。

2023年4月1日以降、
「遺伝子組み換えでない」表記のハードルが劇的に上がる。

遺伝子組換え作物とその加工食品について食品表示基準に基づき、表示ルールが定められており、そのルールを遺伝子組換え表示制度といいます。

遺伝子組換え表示制度には義務表示と任意表示があり、今回改定されるのは任意表示の部分で2023年4月1日から新しい制度になります。(義務表示は現行制度からの変更はなし)

現行制度では分別生産流通管理をして、意図せざる混入を5%以下に抑えている大豆及びとうもろこし並びにそれらを原材料とする加工食品には、「遺伝子組換えでない」等の表示が任意で可能ですが、新制度が施行されると同条件の場合、「分別生産流通管理済み」等 、適切に分別生産流通管理された旨の表示が可能となります。



今後「遺伝子組換えでない」等の表示が可能なのは、分別生産流通管理をして、遺伝子組換えの混入がない(不検出)と認められる大豆及びとうもろこし並びにそれらを原材料とする加工食品のみとなるため、つまり適切に分別生産流通管理を行っていても遺伝子組換え農産物の意図せざる混入が完全に不検出されないことまでは担保できない農産物を使用する場合は、適切に分別生産流通管理された旨の表示しかできなくなるということです。

新制度は真面目にやってくださってる企業さんにとっても、私のような遺伝子組み換え食品でない商品を求めたい消費者にとっても望んでない制度のように思えてなりません。

消費者としては表記のあるものを探したいという思考になるのは当然ですので、今後は 「分別生産流通管理済み」 等、またはハードルは高くなりますが「遺伝子組み換えでない 表記のある商品を探して購入することになります。

私たちにできることは信頼の醸成ができる生産者さんや企業さんを見極め、感謝をしながら買い支えることで今後ますます厳しくなってくる食の安全性の確保に一丸となって努めていくことだと思います。

ぼやっとしてないで日々アンテナを張っていきましょう。

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