子連れ貧乏旅in隠岐の島

ちょっとお久しぶりのアキです、こんにちは。

この間なにしてたの?って気になる方は私のTwitterを見ていただければだいたいのことは分かると思います。

3学期の学校給食が終わり、解き放たれた私は春休みの間、子どもたちと貧乏旅in隠岐の島へ行ってきました。

貧乏旅というだけあってそこは徹底しています。

現地の知人を頼りに、愛知県名古屋市から島根県の七類港まで下道で行き、フェリーだけは乗らないことには島までたどり着けないのでやむなく有料(大人片道3510円、子ども半額、3歳未満は大人1人につき1名まで無料)だったけど、道中も持参した食料と水分だけで過ごし、現地でもほぼお金を使うことなく(お世話になった皆様ありがとうございます!)、もちろん帰りも港から自宅まで下道。


途中コンロでお湯を沸かしコーヒーを淹れたり、フライパンで現地で作った玄米餅を焼いて食べたりしながら帰宅しました。

コンロは安定の岩谷産業のタフまる。made in japanです。

家の中で鍋をする時しか使わないって人は安い3000円とかのでなんの問題もないと思うけど、アウトドアで使いたい場合、風がなかなかのネックなんだよね。
このタフまるは、

●空気は通しても風は通さない「ダブル風防ユニット」搭載
●火足が短く、風の影響で炎が消えにくい多孔式バーナー
●熱に強くて頑強なアルミダイキャスト製スタンド
●耐荷重20kg・ダッチオーブンOK
●持ち運びに便利で収納もスッキリ。専用キャリングケース付き

だからアウトドアと防災の両方を考慮して、我が家はちょっと高いけどこれにしました。
タフまるさえあればどうにかなる◎

島内で過ごした間は毎日が大忙し!

船に乗せてもらって仕掛けた網を引きあげたり、

ヒトデ~

カマで刈った大量のわかめを塩蔵にしたり、

海底湧水から塩を作ったり、

天然の自然薯掘りをしたり、

原木椎茸を採取したり、

たらの芽やふきのとうを採って天ぷらにして食べたり、

獲れたてのとこぶしやサザエ、ウニも美味しかったぁ。
子どもたちは本物のウニの味の虜になり、何度も「おかわりー!もっと食べたいー!」とせがんでいました。

和紙の原料になるミツマタの可憐さ、美しさに心奪われて。
これはガチで私の好きな花ランキングの上位3位に入る。

空師でありアーボリストでもある野津さんに案内していただいて、かぶら杉や大山神社の杉、乳房杉も見られて嬉しかったぁ。

休耕地の草刈りをして耕し、そこに自然農で育てたじゃがいもを植えたり、

こだわりがたくさん詰まった幻のお米ともいえる隠岐藻塩米(藻塩乃華® )の栽培研究を続ける高梨農園の高梨さんに直接お話を伺ったり。

高梨さんは豊富なミネラルが含まれる海藻(アラメ)と海水で作られている栄養価の高い藻塩の水溶液を稲穂へ散布する特殊な独自の栽培方法でお米を作られており、藻塩の効果によりお米にアミノ酸類や糖類が蓄積されやすくなるため、食味(甘味・香味・弾力・粘度)の高いお米を生産することができるのだそう。

ほ、ほお!

いやいや、そのプロフェッショナルっぷりにド素人の私がついていけるわけもないけど、お忙しい中とても丁寧に説明くださり、嬉しかったです。
ただひたすら吸収したい一心でお話を伺いました。

高梨さんは既にもう十二分に成し遂げてらっしゃるのに更なる高みを目指し、日々データを記録し、試行錯誤されるその姿にただただ脱帽でした。

帰る当日にも立ち寄らせていただき、ご挨拶をさせていただいたら「もう帰っちゃうのか。やっと時間できそうだから今日にでも(私がお世話になってる知人の家に)行こうと思ってたのに。玄米持ってくか?」と言ってくださり、その栽培努力を聞いたからこそ、貴重なお米だということが分かるからこそ「え、え、(いただくなんて申し訳ないです。)え」と若干パニくる私に、「玄米。いるのか?いらんのか?」と再度。

今度は食い気味に「玄米、いります!ほしいです!」と答え、ホクホクいただいてまいりました。
高梨さんありがとうございます!

高梨さんとこの炊きたてのごはん。
激うま!

夜は夜で海ほたるの青さに驚いたり、普通に夜空を見上げるだけでもたくさんの星が見られたんだけど、さらに山の中まで行って見た満点の星にしばし言葉を失ったり。

帰ってきてからも、摘んできたよもぎを使ってよもぎごはんやよもぎパン、よもぎおにぎりを作って食べたり、

塩蔵わかめの仕上げをしたり、鯵の一夜干しを作ったり、山からいただいてきたクロモジでクロモジ茶を作って飲んだり。

他にもいろんな経験をして、見て、感じてきました。

まだまだ余韻に浸りたいところだけど、現実は新年度なわけで。
行き当たりばったりな計画性のない私からしたらいつものことだけど、帰ってきたのが4日の午後で、7日には長女の中学入学式&長男の始業式っていう無茶苦茶なスケジュールで無事今年度もバタバタした日々のスタートをきることができました。

今年度もどうぞよろしくお願い致します。

アキ

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