【穴子まぶしのレシピ/作り方】

うなぎまぶし穴子まぶし

調理時間目安:20分


学校給食では冷凍のウナギを使った「うなぎまぶし」が提供されましたが、ニホンウナギは絶滅危惧種なので普段からあまり食べないようにしている事と、添加物の観点からタレのついていない生または白焼きうなぎが入手しずらかったので今回は穴子で代用しています。鯵の蒲焼きでも◎


我が家ではウナギはめったに食べません。

現在13歳の娘は幼稚園の頃に一度、西本さんでいただき、あとは頂き物の三河産の白焼きを自宅で焼きなおして手作りのタレをかけて数切れずつみんなでシェアして食べたのが2~3回です。

8歳の息子は前述の白焼きを1~2回、4歳の息子に関しては0回です。

そんな我が家のスタンスはなぜ生まれたのか?ということを子どもたちに伝える1つの選択肢として手にとったのが絵本うなぎのうーちゃんだいぼうけん

子どもに読み聞かせるはずが、読み進めていくうちに情が高ぶる自分がいました。
おすすめの絵本の1つです。

そもそもニホンウナギ(ヨーロッパウナギやアメリカウナギも)が絶滅危惧種だという事実を認識している人がどのくらい存在するのかは分かりませんが、絶滅危惧種だと叫ばれて早10年。

市場には相変わらずウナギが溢れ、「絶滅危惧種?だからなに?」とでも言わんばかりにスーパーにも飲食店にもウナギは並んでいます。

現在、ウナギを販売することや食べることを制限する規則はないので、売るか売らないか、食べるか食べないかは個人の判断によるところが大きいですが、そもそもその判断をするための基準として基礎知識がある前提で各々の倫理観に委ねられているわけです。当たり前ですが、ウナギを食べる食べないの判断をするためにはベースの知識が必要ってことです。

ニホンウナギは近年急激に減少している絶滅危惧種なのにも関わらず減少を止めるための適切な管理が行われていないので、このままでは本当に絶滅してしまう可能性があります。

私は大のウナギ好きだからこそ絶滅してほしくないです。絶滅危惧種でなければ月1でも食べたいくらいですが、現実を知ると好きだからって見境なく食べてもいいわけじゃないということが理解できます。

外来種や自然破壊などの影響も大きいですが、歴史を振り返れば私たち人間には幾度となく乱獲・密漁を繰り返しては生物を絶滅させてきた過去があります。 ウナギの成長速度より私たち人間の消費速度の方が上回ればウナギは今後も減少の一途をたどるし、逆に下回れば回復していくというシンプルな話です。

個人的には全く食べるなとまでは言いませんが、制限は必要だと思います。それと同時にウナギが健全に成育できる環境を取り戻す必要があると考えています。


穴子まぶしの材料(2人分)


・穴子 … 2尾(正味150g)

・砂糖 … 大さじ2 ・しょうゆ … 大さじ3 ・みりん … 大さじ1 ・酒 … 大さじ3

・水 … 50ml

・刻み海苔 … 適量


鯵のかば焼きまぶしの作り方

①今回は内臓を取り除いてある下処理済みの穴子を使用。
頭を切り落として包丁の背で優しく丁寧にぬめりを取り流水で洗ったら食べやすい幅に切る。適当なぶつ切りでOK

②鍋に水・砂糖・しょうゆ・みりん・酒を入れて煮立てたら[1]を加える。
再び煮立ったら弱火で煮て、できあがり♪

ごはんにのせて、刻み海苔をかけていただきます。

穴子は長崎県産、水は愛知県豊田市の天然水、刻み海苔は愛知県産の焼き海苔をキッチンばさみで刻んで使用しています。

2023年2月2日(木)名古屋市学校給食

【2023年2月2日(木)名古屋市学校給食】

ごはん
牛乳

うなぎまぶし
きゅうりのしょうゆ漬
きしめん汁

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